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観葉植物の育て方|土や肥料の最適な与え方、植え替えの方法

その他・ライフスタイル


美しい緑で目を楽しませてくれる観葉植物は、おしゃれなインテリアに欠かすことのできない名脇役です。部屋に観葉植物を置くと、湿度を調整してくれるだけでなく、空気中の有害物質を吸収し、カビやバクテリアを抑制する効果があるといわれます。
しかし育て方を間違えると、冬越しに失敗したり、害虫や病気で枯れてしまったりすることもあります。
今回は、自宅をおしゃれな観葉植物で彩りたいという女性に向けて、観葉植物の正しい育て方をご紹介します。

【目次】
1.日当たり・温度・湿度の条件
2.適した土・水・肥料の与え方
3.植え替えのタイミングと方法
4.育てやすい人気の観葉植物
5.緑のある生活で心も体も健康に

日当たり・温度・湿度の条件

植物は、光合成をすることで自ら栄養分をつくります。光合成に必要なのは日光。まずは、日当たりと部屋の温度、湿度の条件を知り、観葉植物に適した環境を整えましょう。

●日当たり
植物は、葉っぱの細胞内にある「葉緑体」の中で、光のエネルギーを使い、二酸化炭素と水からでんぷんなどの有機物と酸素を合成します。これが光合成です。
つまり、観葉植物は光がないと育ちません。種類によって、日当たりの良い場所を好むもの、日陰を好むものがあり、それぞれ必要とする光の量が異なります。

・日当たりの良い場所
太陽の光が差し込む窓際は、多くの観葉植物に適した場所です。例えば、縦長の葉に入った白い模様がおしゃれな「サンセベリア」(サンスベリア)や、砂漠で育つ植物として知られる「サボテン」などは、窓際の日光が当たる場所を好みます。どちらも乾燥に強い品種で、水やりを忘れても枯れにくいため、初心者にとっても育てやすい観葉植物です。

・明るい日陰
勢い良く上に向かって伸びる葉の様子から「青年の木」という和名を持つ「ユッカ・エレファンティペス」、人々に多くの幸運をもたらす「多幸の木」として知られる「ガジュマル」など、明るい日陰を好む品種は、窓際でもレースのカーテンなどで直射日光が遮えられている場所が良いでしょう。

・日陰
太陽の光が差し込まない部屋には、耐陰性に優れた品種がおすすめです。ハワイで縁起の良い植物とされていることから「幸福の木」と呼ばれる「マッサンゲアナ」、南国ムードを演出してくれる「テーブルヤシ」などは、蛍光灯の光があれば育ちます。

・暗い日陰
室内の日陰になる場所でも、照明が白熱灯になると、育成できる観葉植物はさらに限られます。ヤシの中でも丈夫な「ケンチャヤシ」、竹のような風情を醸し出し、和室にも良く合う「シュロチク」など、寒さや暗さに強い品種がおすすめです。

●室温の管理
観葉植物を育てる上で、室温の管理も重要です。観葉植物が自生するのは熱帯や亜熱帯地方なので、基本的に冬の寒さは苦手です。一般的に、置かれている場所の温度が10度よりも低くなると元気がなくなってしまうため、10度を目安に室温を調節すると良いでしょう。場合によっては観葉植物にとって好ましい温度の場所へと移動させることも、観葉植物を長く楽しむ秘訣です。ただし、エアコンの風が直接観葉植物の葉っぱに当たると、葉が乾燥し、枯れやすくなります。暖房や冷房をつけるときは、室内の風向きにも注意を払いましょう。
また、品種によって目安となる耐寒温度は異なるので、室内の寒い場所に観葉植物を置きたいのであれば、耐寒性に優れた品種を選ぶ必要があります。

●湿度
観葉植物は風のない環境に放置すると、病害虫やカビの被害を受けやすくなり、葉が落ちてしまうこともあります。そういったことを避けるために、できる限り風通しの良い場所に置くようにしましょう。旅行などで窓を閉め切った無風の部屋に観葉植物を置かざるを得ないときは、空気が流れるように換気扇を回した状態で出かけてください。

浴室のような、日陰で高温多湿の環境に耐えられる品種もあります。光が入る窓がついている浴室であれば、直射日光や乾燥に弱い「アジアンタム」、葉の寿命が長い「ポトス・ライム」といった品種がおすすめです。

窓のない浴室の場合は、照明の光だけが頼りになります。光沢のある葉に白い花をつける「スパシフィルム」や、高温多湿を好むシダ科の「アスプレニウム」など、耐陰性に優れた品種に限られます。

適した土・水・肥料の与え方

適した環境を整えたら、観葉植物の栄養になる土と水、肥料を適切に与えましょう。選び方や与え方を間違えると、うまく育たずに枯れてしまうことがあります。

●土の選び方
観葉植物に適した土は品種によって異なりますが、一般的に水はけの良い土を好みます。園芸店で販売されている観葉植物用の土には、品種別にブレンドされたものもあります。わからないことがあればお店のスタッフに聞くなどして、育てている観葉植物に最適な土を選びましょう。

●水のやり方
水やりに必要なものは2つ。土に水を与えるジョウロと、葉に水を与える霧吹きスプレーです。ジョウロがない場合は、代わりにペットボトルなどを利用しても構いません。

観葉植物の水やりは簡単そうで難しいもの。頻繁に水やりをして、常に土が湿った状態になると、根腐れを起こしてしまうこともあります。水やりは土がしっかり乾いてから行いましょう。土が白っぽくなったときがベストなタイミングです。
ただし、水やりの頻度は品種によって異なります。湿気が多い環境が適している品種は、土の表面が常に濡れている状態を保つ必要があり、反対に乾燥した環境が適している品種は、土が十分に乾燥するまで、数日待ってから水やりをしましょう。

水やりをするときは、鉢底から水が流れ出てくるのを確認します。流れ出た水は捨て、受け皿に水がない状態をキープしましょう。こうすることで、鉢の隅々まで水が行き渡り、根に必要な空気が新鮮なものと入れ替わります。観葉植物の生き生きとした葉の美しさを楽しむためには、根を健康に育てることが肝心です。

植物にストレスを与えないように、定期的に水やりをすることも大切です。6月から8月の夏季においては、日差しが強い時間帯は避けましょう。水を蓄えた土に強い日差しが当たると、気化熱が発生して蒸し焼きのような状態になり、葉が焼けて傷んでしまうからです。
夏季の水やりは、朝9時までに済ませるか、夕方18時以降に行いましょう。

一方、霧吹きスプレーは毎日するのがポイントです。葉っぱだけでなく、茎や幹にも水を与えると、観葉植物が自生している熱帯湿潤地域の環境により近づけられるだけでなく、病害虫の被害も防げます。

●肥料の与え方
肥料は観葉植物に活力を与えますが、タイミングや量を間違えると、逆効果になります。
肥料には、観葉植物を植え付けるときに事前に土の中に混ぜ込む「元肥(もとごえ)」と、観葉植物の生育に応じて必要な養分を追加で与える「追肥(おいごえ)」の2 種類があります。まだ小さい植物の苗を植え付けるとき元肥を与え、元肥の効果が薄れてくるタイミングで、追肥を与えます。
また、固形肥料や液体肥料など、形状によっても種類が分かれているので、状況に応じて使い分けることが大切です。

観葉植物に肥料が必要なのは、成長期(5月~10月初旬ごろ)のみ。大量の養分を必要とする春先に十分な量を与え、健やかな成長をうながすのが目的です。
種類によって差はありますが、固形肥料を与える頻度は2カ月に1回程度を目安にしてください。観葉植物の状態を見て、液体肥料や活力剤などを適宜用いると良いでしょう。

植え替えのタイミングと方法

観葉植物の成長に合わせて鉢を大きくしていかないと、十分な栄養が行き届かなくなったり、根の成長が止まってしまったりします。観葉植物を長く楽しむために必要な植え替えについて、適切なタイミングと正しい方法をご紹介します。

●植え替えのタイミング
順調に育ってきた観葉植物は、2年ほど経つと土に水がしみ込まなくなり、葉の色が悪くなってきます。鉢のサイズが小さすぎることにより、根詰まりを起こしてしまうからです。
鉢に対して株が大きすぎるなど、バランスの悪さを感じたときは、鉢底を確認しましょう。鉢底の穴から根が張り出しているようであれば、植え替えのタイミングです。

根詰まりした観葉植物は、土の中の酸素や養分が不足し、根腐れを起こし、さらに放置しているとそのまま枯れてしまうこともあります。そのため、2~3年をめどに植え替える必要があります。ただし、最低気温が15度を下回る時期は避けましょう。逆に暑さが苦手な品種もあることを考えると、植え替えに適しているのは5月~6月頃といえます。夏が終わり少し涼しくなる9月中旬以降も植え替えは可能ですが、徐々に気温が下がっていくため、植え替え後の成長期間が1~2カ月間だけと限られます。根の生育が十分でないと、冬の寒さに耐えられず、枯れてしまうおそれもあります。
したがって、秋の植え替えは極力避けたほうが良いのですが、やむを得ない場合は、その品種の育成に適した日当たりや温度、湿度の条件を満たす場所に置き、できるだけ根を張らせるようにしましょう。

観葉植物の鉢には、「号」というサイズ表記が用いられ、1号上がるごとに約3センチずつ大きくなります。植え替えのときはひと回り大きい鉢を選びましょう。例えば、5号の鉢は直径15センチなので、直径18センチの6号の鉢に植え替えるようにします。ただし、ふた回り以上大きな鉢に植え替えると、鉢の中で根が十分に張り切らず、根腐れを起こしやすくなるので気をつけてください。

●植え替え方法

1. まず鉢から株を丁寧に抜き取り、枯れた根や古い土を取り除きます。土は軽くほぐして取れる程度、全体の3分の1くらいにします。

2. 用意した新しい鉢に、鉢底用のネットを敷き、鉢底の石や軽石を2センチ程度入れます。

3. 底に敷いた石の上に土を3センチ程度入れてから、古い根と土を取り除いた株を仮置きし、根の隙間に土を入れていきます。鉢を軽く叩くと、根の細かい隙間に土が入ります。株が傾かないように、丁寧に土を入れていきましょう。

4. 最終的には土を鉢のふちから4センチ程度下まで入れ、水が溜まる「水しろ」をつくります。

5. 株をやさしく揺らしながら水やりをします。そうすると、根の隙間に土が入り込み、土が沈んでいきます。このときに株が傾くようであれば、土を足しましょう。

植え替えの直後は、観葉植物が弱っているので、1週間ほど養生する必要があります。その期間は直射日光を避けてください。明るい日陰に置き、風が当たらないようにしましょう。水やりは土が乾いてからで十分です。この段階で肥料を与える必要はありませんが、葉水は小まめに与えるのが大切です。1週間ほど経つと株の状態が安定してくるので、お好みの場所へ移動して構いません。

通常では、株を成長させるために鉢を大きくしますが、大きくなりすぎると置き場所に困る場合は、ひと回り小さくなるように葉や茎を整理し、根も小さく整え、同じサイズの鉢に植え替えます。

育てやすい人気の観葉植物

観葉植物は種類が豊富なので、何を選んだら良いのか迷ってしまいますよね。初心者にも育てやすい人気の観葉植物を5種類ご紹介しますので、これから購入する人は参考にしてください。

●ドラセナ
ドラセナは、約40品種ほどありますが、最もポピュラーなのは、「幸福の木」と呼ばれる「マッサンゲアナ」。斑入りの鮮やかな葉は、インテリアグリーンの定番のひとつとして親しまれています。

日陰にもある程度耐えることができますが、最も適しているのは日当たりの良い屋内です。ただし、葉焼けを起こして葉が黄色く変色すると元に戻らないので、直射日光が当たる場所は避けましょう。水やりは、土の表面が乾いたタイミングで行います。日陰に耐えるとはいえ寒さには弱いので、最低でも5度以上ある場所に置いてあげましょう。

●オーガスタ
大きな葉を持つオーガスタは、トロピカルな雰囲気が持ち味。日光を浴びるほど丈夫に育ち、光沢のある立派な葉を広げます。ただし、夏の直射日光に当てると、葉の光沢が失われ、変色してしまいます。また、乾燥に強い半面、根腐れを起こしやすい品種なので、水やりは土がしっかり乾いてからで十分です。毎日葉水をすると、葉の美しさを保つことができます。耐寒性にも優れており、2~3度の室温でも越冬できます。

●レモンライム
レモンライムは、ドラセナの一種です。美しさと育てやすさを兼ね備えた品種で、直射日光が当たらないようにすれば、室内のどこに置いても大丈夫です。縦に長いすっきりとしたシルエットなので、玄関や廊下に置いても邪魔になりません。

●パキラ
パキラは、編みこんである幹がおしゃれな観葉植物です。丈夫で育てやすい半面、大きく育ち過ぎたり、急に枯れてしまったりする品種でもあります。日光の当たる明るい場所を好みますが、葉焼けをしないように直射日光は避けましょう。耐陰性にも優れているものの、長く日の当たらない場所に置きっぱなしにすると、枝が間伸びしたり、葉が落ちたりします。適宜、明るい部屋へ移動させると良いでしょう。気温が5度以下になると葉が落ちやすくなるため、室温管理をしっかり行う必要があります。水は土が乾いてからたっぷりと与え、美しい葉を保つために毎日葉水をしましょう。

●モンステラ
個性的な形の葉が人気のモンステラ。明るい日陰を好み、日照不足になると、葉と葉の節目の間隔がだらしなく伸びてしまいます。葉焼けを起こさないように、夏の直射日光は避けましょう。乾燥に強い品種なので、水のやり過ぎには注意が必要です。5度以上の場所であれば越冬します。

緑のある生活で心も体も健康に

観葉植物を置くことで、明るく健やかな空間が生まれます。毎日の生活に癒しや安らぎをもたらすためにも、観葉植物を元気で生き生きとした状態に保つことが大切です。四季の移ろいの中で、日当たり、温度、湿度は変化します。観葉植物を上手に育てながら、緑のある生活を楽しみましょう。