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着物に合うメイク術|上品な「和風美人」顔をつくるポイント

ビューティー


普段あまり着物を着ることがないと、着物の選び方はもちろんですが、メイクも悩みどころです。着物は洋服に比べて色や柄が華やかなため、普段と同じメイクではバランスが悪くなり、不自然な印象になる可能性があります。では、着物姿を美しく見せるにはどのようなメイクをすれば良いのでしょうか。
今回は、「和装に興味がある」「近いうちに着物で出かける予定がある」という人のために、着物メイクのコツについてご紹介します。

【目次】
1.着物に合うメイクの基本
2.ベースメイクのコツ
3.ポイントメイクのコツ
4.チークとリップのコツ
5.平面的な美しさが着物メイクのポイント

着物に合うメイクの基本

着物に似合うメイクは、普段のメイクと具体的にどこが違うのでしょうか。着物メイクの基本を押さえましょう。

●普段のメイクと着物に合うメイクは異なる
普段は、ハイライトやアイシャドウなどを使って立体的に仕上げている人が多いかもしれませんが、和装に合うのは日本女性らしい平面的な和風の顔です。着物メイクは、正面から見て少しのっぺりした平らな顔にすることがポイントです。

●着物に似合うメイクのコツ
肌の質感は、着物とマッチするようにマットかセミマットに仕上げます。きめ細かい白い肌が着物を引き立ててくれるので、上品な印象を与える白い陶器のような肌を目指しましょう。ベースメイクは、コンシーラーやカバー力のあるファンデーションで、ムラのない美しい肌に仕上げます。
着物の色が淡いときはなだらかなアーチ形の眉、濃い色の着物を着用するときはストレートな眉が似合います。目元は切れ長になるようアイラインやアイシャドウで目尻を強調し、リップやチークは着物の色に合わせたカラーを使いましょう。着物自体にたくさんの色が使用されていることが多いので、メイクに色を加えるときは着物の柄の中から選んで統一感を出し、色数を多くしすぎないように気を付けることもポイントです。

ベースメイクのコツ

着物に合うメイクで一番重要なのが、肌の質感を決めるベースメイクです。着物が映えるベースメイクのポイントをご紹介します。

●目指すのは日本人形のような肌
ベースメイクで目指すのは白く透き通った日本人形のような肌です。メイク前はしっかり保湿をして、肌のきめを整えておきます。化粧水で水分をたっぷり補給し、乳液で油分を与えます。肌に十分なじませたら、顔全体を軽くティッシュで押さえ、余計な油分をオフします。このひと手間を加えることで、ファンデーションがムラなくフィットし、化粧崩れを防げます。

●下地
化粧下地は、マットでさらりとしたタイプのものを選びます。パールやラメが多く入った下地は避けたほうがベターですが、ツヤ感を抑えた控えめなパールなら問題ありません。
化粧下地は、顔の中心から外側へ向かって横方向に伸ばします。くすみが気になる人はグリーンのコントロールカラーをプラスすると良いでしょう。下地の後、くすみが気になるところにコントロールカラーをトントンと軽く叩き込みながらなじませます。コントロールカラーは、小鼻の周りや目尻、口角部分などのくすみや赤みにも効果的です。肌の色ムラをなくしておくと、次に使用するリキッドファンデーションが均一に仕上がります。

●リキッドファンデーション
普段はパウダーファンデーションを使っているという人も、和装のときはカバー力のあるリキッドファンデーションを選びましょう。色白に仕上げるために、少しだけ明るい色のものを使うことをおすすめします。
適量を手の甲に出したら、額・鼻先・両頬・顎の5点にファンデーションを置き、指で内側から外側へ伸ばしていきます。伸ばすときは、力を入れてこすらないように注意しましょう。その後は、きれいなスポンジを使って顔全体を軽く押さえます。そうすると、肌とファンデーションが密着し、くずれにくくなります。顔と首の境目が目立たないように、首や襟足にもファンデーションを伸ばすと自然な仕上がりになります。

●コンシーラー
ファンデーションを塗り終わったら、コンシーラーを使い、シミや目の下のくまなどをカバーします。シミやそばかすなどを隠すときは肌より少し暗めの色を選び、目の下のくまには黄色やオレンジ系の色を選ぶと良いでしょう。
ブラシに適量をとって手の甲で毛を揃えると、余分なコンシーラーが落ちて量が調節されます。気になる部分にコンシーラーをのせたら、指先やスポンジで肌になじませましょう。コンシーラーはファンデーションよりもカバー力があるため、重ね塗りをしすぎると厚ぼったい印象になってしまいます。目元や口元などの皮膚の薄い部分に使うときは薄くつけ、様子を見ながら重ねていくことが大切です。

●パウダー
仕上げに使うパウダーは、なるだけ粒子の細かいものを選びましょう。肌にぴったりと密着し、きめ細かく仕上がります。色がつかないルーセントタイプのものか、肌より少し明るい色がおすすめです。専用のパフにパウダーを適量つけ、毛足にしっかりもみこんだら、顔の内側から外側に向かって、こすらずにパフを滑らせるイメージでつけていきます。このとき、小鼻や口周りにつけることもお忘れなく。

ポイントメイクのコツ

ベースメイクがきれいに仕上がったら、次は着物姿を美しく見せるポイントメイクのコツを押さえましょう。

●眉
和装に似合う眉は、基本的にはなだらかなカーブを描くアーチ型です。落ちついた印象にしたいなら眉山をいつもより少し外側にとり、清楚な印象にしたい場合は少し内側にとるように意識しましょう。目頭より少し内側から眉頭を書き始め、ゆるやかなアーチを描くイメージで描きます。色は髪に合わせたものを選びますが、髪の色を明るく染めている人は、仕上げにグレーのアイブローパウダーを少し足すと、落ち着いた印象になります。細い眉は老けた印象を与えますので、眉は普段よりも太く短く、少しだけ濃く描くことを意識してください。

●アイシャドウ
和装のアイメイクは切れ長につくるのが基本です。アイシャドウはあまり色を使わず、目元をアイボリーなどの明るめの色で整え、目の際にブラウンなどの濃い色を入れて引き締めます。色味を加えるなら、着物や帯に使われているカラーを選ぶのがコツです。着物の広い範囲に使われている色をプラスすると違和感なく全体がまとまり、狭い面積に使われている色を選ぶと洗練された印象を与えます。

●アイライン
アイラインは、黒のリキッドアイライナーを使い、切れ長を意識して長めに入れるのがポイントです。目尻を不自然に跳ね上げず、目元に沿って自然に消えていくようなラインをつくりましょう。普段リキッドタイプのアイライナーを使わないという人は、まつ毛とまつ毛の間をアイライナーペンシルで埋めてから、リキッドアイライナーを使うときれいなラインがつくれます。

●マスカラ
ビューラーでカールさせたまつ毛にロングタイプの黒いマスカラを塗ります。目尻に重ね付けすると、シャープな印象を強調できます。まつげの量が少ない人は、目尻だけにつけまつ毛を加えても良いでしょう。
また、まつ毛をカールさせず長さを出した「すだれまつ毛」も着物にはよく似合います。顔をやや下に向けたとき、まつ毛がすだれのように目にかかることで影ができ、美しい横顔をつくります。着物のデザインや色によりますが、強くカールさせたまつ毛や、マスカラをたっぷりつけた丸みのある目元は、基本的に和装にはあまり合いません。切れ長でシャープな印象の目元に仕上げましょう。

チークとリップのコツ

最後に顔全体の印象を決めるチークとリップのポイントをご紹介します。

●全体の印象を決める口元
着物姿の全体の雰囲気を左右するのがリップです。鮮やかな色を使い、唇をやや小さめに仕上げるのが和装メイクの基本です。色数の多いメイクは着物に似合わないため、チークもリップと同系色のものを選びましょう。

●リップ
いつもはナチュラルな色の口紅を使っている人も、和装のときははっきりした色を選んでください。華やかな着物を着るときは、赤みの強い濃い色の口紅を選び、落ち着きのあるシックな柄や色の着物を着るときは、着物のトーンに合わせておとなしい色を選びます。このときも赤を感じさせる色で仕上げることがポイントです。
黒、紫、青、ピンク、グレー系の着物にはピンク系の口紅が合い、赤、黄色、オレンジ系の着物には赤い口紅が合うとされています。緑や白の着物は、ピンク系の口紅にも赤系の口紅にも合うでしょう。
口紅をつけるときは、コンシーラーかファンデーションで唇の色を消してから、リップペンシルで輪郭をとります。肌とリップの境目をはっきりさせ、唇にはしっかりと色をのせておくことが大切です。下唇にやや厚みを持たせると艶っぽく仕上がります。

●チーク
チークは、顔色が悪く見えない程度にほんのり入れれば十分です。色を強調すると幼く見えてしまうため、血色を良くするイメージで、頬骨の一番高い部分からこめかみにかけてふんわりと入れましょう。色はリップと同系色のものを選んでください。

平面的な美しさが着物メイクのポイント

和装メイクと洋装メイクの大きな違いは立体感です。洋服にはチークやアイシャドウで陰影をつけた立体的なメイクが映えますが、色や柄が豊富でまっすぐなシルエットの着物には、平面的なメイクを合わせたほうが、全体の調和がとれて美しくなります。近いうちに着物を着る機会がある人は、平面的な美しいメイクを目指して、今回ご紹介したポイントを実践してみてはいかがでしょうか。