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フレンチレストランのマナー|正しく身に付けて魅力的な大人の女性へ

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おしゃれなフレンチレストランで食事をすることになったとき、テーブルマナーやお店での振る舞い方に不安を覚えた経験はありませんか?高級レストランに行くことはあまりなくても、結婚式や会食、結婚記念日・誕生日のお祝いなどで、フレンチのフルコースを食べる機会があるという人は多いのではないでしょうか。大人の女性なら、「なんとなく」ではなく、きちんと正しいマナーを身に付けてスマートに振る舞いたいもの。
今回は、フレンチレストランでのマナーを知りたい人のために、基本的なマナーを一通りご紹介します。

【目次】
1.食事をする前のマナー
2.飲み物と料理の選び方
3.食事のときのテーブルマナー
4.食事を心から楽しむことが一番大切

食事をする前のマナー

フレンチレストランで食事をするときに気を付けたいのは、テーブルマナーだけではありません。食事が始まる前のマナーも大切です。

●前日までの予約がベター
たとえいつも予約がいっぱいの人気店ではなかったとしても、事前の予約はなるべくしておくようにしましょう。単に席を確保するということだけでなく、店側が予約の人数に合わせて前準備をすることで、ゲストをスムーズに迎えられるからです。また、誕生日やお祝いの席であることを店側にあらかじめ伝えておくと、サプライズに協力してもらえたり、優先的に良い席へ通してもらえたりすることがあります。
このように、客と店側の双方にメリットがあるため、2週間前~前日までに予約しておくことをおすすめします。当日急に食事をすることが決まった場合も、人数と時間がわかった時点でお店には連絡を入れましょう。
また、ドレスコードの有無やクレジットカードが使えるかどうかなど、不明な点を事前に確認しておけば安心できます。

●フレンチレストランに適した服装
いざレストランに行くことになると、何を着ていけば良いか迷ってしまう人もいるでしょう。それほどかっちりとした高級レストランではないのにもかかわらず、結婚式やパーティーのときのような装いで出向くと、浮いてしまう可能性もあります。店側が指定しているドレスコードがない限り、スーツよりもカジュアルできれいめの服装であれば問題ないでしょう。
迷ったときにおすすめなのはワンピースやツーピースです。シンプルなワンピースにヒールのあるパンプス、ワンポイントになるアクセサリーを身に着け、エレガントな雰囲気にまとめます。パンツスタイルでも問題はありませんが、旦那さんとの記念日デートであれば、華やかなイメージになるスカートのほうが好ましいでしょう。
フレンチレストランでのひとときは、普段と少し違う特別な時間です。よそいきの雰囲気を醸し出したい人は、膝や太ももが見えるミニ丈、露出の多いデザイン、ジャージー素材やデニムなどの素材を避け、上品なイメージのものを選びましょう。

●席へのつき方
入店して予約名を伝えたら、お店のスタッフに上着や荷物を預けます。貴重品や化粧ポーチなど、手元に持っておきたいものは小ぶりのバッグに入れておき、大きな荷物は初めに預けるほうがスマートです。その後スタッフの案内に従って席へ移動し、椅子やテーブルを引いてくれるのを待って奥の上席から順に座ります。レディファーストがマナーなので、遠慮せずに女性から席についてください。目上の人が一緒の場合は上座に座るよう促し、相手が座るのを待ってから自分も席に座ります。座ってすぐにナプキンを広げると食事が待ちきれない印象を与えてしまうため、ナプキンはメニューをオーダーしてから飲み物や食事が運ばれてくるまでの間に、さりげなく膝の上に置くようにしましょう。

飲み物と料理の選び方

フレンチレストランでメニューを開いたとき、聞き慣れないフランス語の料理名に戸惑ってしまった経験はありませんか?ここでは、料理やお酒の選び方をお伝えします。

●料理の選び方
レストランのメニューには、大抵の場合、コースとアラカルト(自由に選べる一品料理)があります。コース料理は事前の選択が必要な場合もあるので、予約の際に確認しておくと安心です。
コース料理は、テーブルごとに皿数を揃えるのが基本です。1人はフルコース、もう1人はアラカルトで注文となると、料理のタイミングが揃わず、店側もスムーズにサービスしづらくなります。カジュアルなお店なら構いませんが、少し高級なレストランなら、同じテーブルではコースかアラカルトを揃えましょう。

また、同席した相手と違うメニューを選び、料理をシェアするのは、フレンチレストランではあまり良いこととされません。本来フレンチ料理は、「前菜一品」+「メイン料理一品」からなり、「一人一皿を食べ切る」のが基本です。一皿を食べ終えたときや、メインと前菜の味わいのバランスを考慮して作られているため、一人前の料理を分けると、シェフの吟味した味わいが崩れてしまいます。テーブルいっぱいに取り分けた皿がごちゃごちゃと広がるのも、美しくありません。
とはいえ、せっかくおいしいフレンチを食べるのであれば、相手の料理も味見してみたいと思うのは自然なことです。格式高いレストランでは避けたほうが良いですが、そこまで気負わないレストランなら、少し取り分けたとしてもマナー違反にはならないでしょう。あらかじめ、ウェイターにシェアしたいという希望を伝えて、可能であれば取り皿を用意してもらいましょう。

アラカルトで注文する場合、居酒屋のように「とりあえず、これとこれ」と、追加しながら頼むのはおすすめできません。特に、メイン料理は準備に時間がかかることが多く、後から頼むと食事の流れが遮られてしまうため、前菜とメインは初めに選ぶようにしましょう。また、名前から料理名を想像しにくいときや、料理のボリュームがわからないときなどは、遠慮せずにウェイターに相談してください。味の好みを伝えて一緒にメニューを選んでもらえば、本当に食べたいものを食べることができ、食事がより一層充実するはずです。

●お酒の選び方
お酒を選ぶときも、迷ったら自分たちの希望を伝え、ソムリエに選んでもらいましょう。ソムリエはワインの知識が豊富なので、料理との相性も考慮し、最高の組み合わせを選んでくれます。食前酒はグラスでスパークリングワインを頼むことをおすすめしますが、お酒にあまり強くない人は、スパークリングワインをジュースや季節のフルーツで割ったカクテルでも良いでしょう。
ちなみに、生ビールで乾杯するときのように「カンパーイ!」と言いながら大きな音を立ててグラスを合わせるのは、フレンチではマナー違反です。レストランで大きな音を出すこと自体が失礼な行為であるだけでなく、ワイングラスは繊細で割れやすいからです。
手に持ったグラスを目線の高さまで軽く持ち上げ、相手とアイコンタクトをしながら「乾杯」と控えめに言うのがエレガントです。

食事のときのテーブルマナー

料理が運ばれてきたら、いよいよ食事のスタートです。恥をかかないための、食事中の基本マナーについてお伝えします。

●カトラリーの使い方
ナイフとフォークなど、食事の際に使用する道具類をカトラリーと呼びます。クラシックなフレンチレストランでは、大きな位置皿(あらかじめテーブルに置かれている皿のこと)を囲んでカトラリーがずらりと並んでセットされているので、どう使えば良いか戸惑ってしまうかもしれませんが、ルールは簡単です。料理が運ばれてくる順に、並んでいるカトラリーを両端から使っていきましょう。万が一間違えてしまっても、皿を下げられるときにウェイターに声をかければ交換してもらえるので、慌てる必要はありません。
ガチャガチャと音を立てたり、カトラリーを手に持ったまま話に熱中して振り回したりするのはマナー違反なので気をつけてください。

●ナプキンの使い方
料理の脂分がついたまま飲み物を飲むと、グラスの縁が汚れてしまいます。少々面倒に感じても、飲み物を飲む前にはその都度、膝の上のナプキンで軽く口元を拭きましょう。ナプキンに移った汚れが他の人から見えないように、二つ折りに畳んだナプキンの内側を使うのもポイントです。
真っ白なナプキンで口元を拭って汚してしまうことに抵抗を感じ、持参したポケットティッシュなどを使用する人がいますが、店側に対する「用意されたナプキンが汚れているので使えない」というメッセージになってしまうことがあるので、避けましょう。

●中座するときのマナー
離席する場合、膝の上のナプキンは軽くたたんで椅子の上に置きます。料理を食べている途中で手を休めたいときは、ナイフとフォークを「ハの字(時計の針の8時20分の角度)」になるように置き、「まだ食べています」という意思表示をしましょう。すでに食べ終えているのであれば、ナイフとフォークを揃えて皿の右斜め下に置きます。正式には、フランス式とイギリス式とで、ナイフとフォークを置く角度が微妙に異なるのですが、大体皿の右下あたりに揃えられていれば問題ありません。どちらの場合も、フォークの腹が上を向き、ナイフの刃の部分が内側を向くようにして置いてください。

●スープの飲み方
スープを飲むときの基本は、「音を立てない」ことです。スープをそっとすくったら、スプーンの向きを口に対して直角にし、スプーンの先から口に入れます。このとき、スープをすするのではなく、スプーン全体を口に入れて味わえば、音を立てることはありません。
スプーンですくえない量になったら、スープはそこで終わりです。バゲットに残りのスープをつけて食べてしまいがちですが、マナー違反なのでやめましょう。

●バゲットの食べ方
食事の際に出されるバゲットをつい食べすぎて、お腹がいっぱいになってしまうという人がいますが、大人の女性としては避けたいところです。食べ始めるタイミングは、スープの後が基本です。ただし、ウェイターに「焼きたてのうちにお召し上がりください」といわれた場合は、バゲットが出てきたときに食べ始めても構いません。
そのままかじったりせず、一口サイズにちぎってからお好みでバターを塗り、口に運びます。
また、バゲットを置くための皿が用意されている場合もありますが、ない場合はそのままテーブルに置いても問題ないでしょう。パンくずがこぼれても、デザートの前にウェイターがきれいにしてくれるので、自分で払ったり集めたりする必要はありません。

●料理の食べ方
・魚料理
ナイフを使い、左端から一口サイズに切って口に運びましょう。付け合わせのポテトや野菜なども、同じように一口サイズに切り分けてから食べます。ほとんどの料理は、魚の骨や頭が外された状態で調理されていますが、もし丸ごと魚が出てきたときは、最初にヒレや背骨を外してから、身を切り分けます。
料理にソースがたっぷり使われている場合は、料理と一緒に出てくるソーススプーンを使って味わってください。基本的に、バゲットに残ったソースをつけて食べても問題ありませんが、嫌がられることもあるため、高級なレストランでは避けたほうが良いでしょう。どうしてもソースを残さずに味わいたいときは、一口サイズにちぎったバゲットをフォークに刺してからつけると上品に見えます。

・肉料理
魚料理と同様、左端から一口サイズに切り分け、口に運びます。料理とソースが別々に出てくることがあるので、料理のお皿が運ばれたらすぐにナイフを入れるのではなく、少し様子をうかがってから食べ始めます。
骨付き肉の場合も、手で持って食べるのではなく、ナイフとフォークを使って切り分けます。骨のまわりの肉まで食べようとすると、食器と骨が当たる音がしたり、ナイフが滑ってしまったりするおそれがあるので、適当なところまで食べたら終わりにすると良いでしょう。

●支払い方法
食後のデザートとコーヒーを楽しんだら、タイミングを見て支払いをします。テーブル会計なので、席に座ったままウェイターに合図をし、会計を席に持ってきてもらいます。「お会計をお願いします!」とはっきり言わなくても、財布を出して軽く目で合図をするか、「ごちそうさまでした」と言えばそれだけで伝わります。自分が支払うときは、主賓がお手洗いなどで離席している間に済ませるか、自分が中座する際にさりげなく会計をしておくとスマートです。

食事を心から楽しむことが一番大切

フレンチレストランのマナーというと構えてしまう人もいるかもしれませんが、基本さえ覚えればそれほど難しくありません。
ルールでガチガチに固められ、料理をおいしく食べられないなんてことになったら、本末転倒というもの。食事の時間を心から楽しむことこそ、テーブルマナーの本質です。一緒に食事をする相手と素敵なひとときを過ごせるように振る舞うことが、大人の女性に求められる心遣いといえるでしょう。