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ギリシャの観光スポットおすすめ5選|歴史ある神秘の国を巡る

旅行・おでかけ


歴史を感じさせる遺跡群と、地中海に浮かぶ約3300もの島々を擁するギリシャ。
ロマン溢れる古代文明の足跡や美しい島の風景が人々の心を引きつけ、世界中から多くの観光客が訪れています。
そんな魅力満載のギリシャは、調べれば調べるほど気になるスポットが見つかる国です。
「行きたいところがたくさんありすぎて、行き先を絞れない」という人に向けて、必ず押さえておきたいギリシャのおすすめスポットをご紹介します。

【目次】
1.白と青のコントラストが美しい「サントリーニ島」
2.ジブリ映画のモデルになった!?「ナヴァイオビーチ」
3.オリンピック発祥の地「オリンピアの古代遺跡」
4.天空に限りなく近い場所「メテオラ」
5.“輝く”古代ギリシャの聖地「デロス島」
6.駆け足観光はもったいない!滞在時間をたっぷり確保しよう

白と青のコントラストが美しい「サントリーニ島」

ギリシャ本土から200キロメートル離れた海に浮かんでいるのが、サントリーニ島です。
ここでしか見られない町並みと、美しい夕日を見に行きましょう。

●スポットの見どころ
ギリシャといえば、白と青の鮮やかな建物をイメージする人が多いのではないでしょうか?絵葉書やカレンダー、紀行番組などでよく取り上げられている風景ですが、あの町並みはサントリーニ島特有のものです。

サントリーニ島は大小5つの島々から成り立っています。その中で最も大きな三日月形の島をティラ島といいますが、一般的にはこのティラ島を指してサントリーニ島と呼びます。

サントリーニ島に行くなら、西側の真ん中あたり、島で最も大きな町・フィラを訪れましょう。
フィラは断崖絶壁にある町です。白い建物が連なる町並みが、崖を覆うように階段状に広がっています。
町の風景の中でも印象的なのが、青い帽子を被ったようなドーム屋根を持つ、ギリシャ正教の教会です。エーゲ海の日差しに輝く白亜の町並みの中で、美しく印象的なコントラストを描きます。

フィラの北西にあるイアの町も、サントリーニ島に来たら必ず立ち寄りたい場所です。フィラと同様、断崖絶壁に築かれた町では、青いドーム屋根の教会をそこかしこに見つけることができます。
イアならでは風景といえば、海を向いて建つ風車と、息を呑むほど美しい夕景です。
島に住む人たちも、日の沈む頃になるとイアの町へと集まってくるほど。
夕暮れを拝もうと待ち構える人々の前で、沈みゆく太陽が海と空を赤く染めていきます。そして、階段状に広がる白亜の町が夕日を受けて、淡いバラ色に色づきます。
断崖絶壁に築かれた町だからこそ見られる絶景を、思う存分堪能しましょう。

●スポットの楽しみ方
フィラやイアには、おしゃれなホテルやレストラン、カフェなどがたくさんあります。どこを切り取っても絵になるので、いたるところで写真を撮りたくなるはずです。訪れる際はカメラをお忘れなく。
時間に余裕があるときは、町歩きだけでなく、フィラを下った港から火山島と温泉のツアーに出発したり、島の東部の穏やかなビーチでのんびりしたりするのも良いでしょう。

また、サントリーニ島は遺跡の多い場所でもあります。
島の南にあるアクロティリ遺跡からは、火山灰の中から高度な古代文明の跡が発掘されていて、フィラの町中にある新先史博物館で出土品を見ることができます。

見どころが多く、サントリーニ島の観光を楽しむには天気が重要なポイントになるため、できれば2~3泊程度の時間をとるのがおすすめです。フィラやイアの風景は、晴れている日とそうでない日でその鮮やかさが大きく異なります。天気が崩れやすいシーズンオフでも、数日滞在できれば、美しい青空や夕焼けに出会えるでしょう。

●住所
エーゲ海のキクラデス諸島内

●アクセス
アテネから飛行機で約50分(要予約)
ミコノス島からフェリーまたは高速艇で30分~2時間40分

ジブリ映画のモデルになった!?「ナヴァイオビーチ」

隠れ家のような入江にあるのは、白浜と不思議な青い海が織りなす絶景です。
ベストな鑑賞タイムを逃さないよう、訪れる時間を調整しましょう。

●スポットの見どころ
ナヴァイオビーチは、イオニア海に浮かぶザキントス島の北側にある、周囲を崖に囲まれた静かなビーチです。
崖が陸からの行き来をはばむため、訪れる方法はヨットやビーチツアー船のみ。ジブリ映画『紅の豚』で、主人公の飛行機乗りが隠れ家にしている場所のモデルになったといわれています。

白浜に近い浅瀬の色はターコイズブルーです。光と波の具合によって海の色合いが変わる様子は神秘的で、眺めていると時が経つのを忘れてしまいます。

閉ざされたビーチはとても穏やかで静かです。白い砂浜には昔難破したたばこの密輸船がそのまま放置され、絵画のような風景が広がっています。この難破船の存在から、ナヴァイオビーチは「シップレック・ビーチ」とも呼ばれています。

また、ザキントス島の海岸にある無数の洞窟には、差し込む光に水面が青く輝く「青の洞窟」がいくつもあります。ナヴァイオビーチにも、青の洞窟の一つが存在しているので、見逃さないようにしましょう。

●スポットの楽しみ方
ナヴァイオビーチには、「船のツアーでビーチを訪れる」「近くの崖から入り江の全景を見下ろす」という二通りの楽しみ方があります。
船のツアーには、青の洞窟の見学が含まれていることが多く、ザキントス島の海を存分に満喫できるでしょう。バスのツアーでは、展望台からの絶景を楽しめます。

ザキントスタウンの港から船でビーチに訪れるツアーの所要時間は4~5時間程度です。入り江を見下ろす崖を訪れるには、市街地から車で1時間程度かかります。1日で両方を楽しもうとすると、かなりハードです。絶景を前に忙しく過ごすのはもったいないので、どちらも楽しみたいのであれば、最低2日は確保したほうが良いでしょう。

崖からの風景は、日が傾くにつれて崖の影が入り江を覆うため、海の美しさが半減してしまいます。できれば午前中に訪れるのがおすすめですが、難しいようであれば、夕日を見られる時間帯を狙いましょう。

●住所
イオニア海ザキントス島北西部

●アクセス
アテネから飛行機で約1時間、バスで6時間
ペロポネソス半島・キリニから船で約1時間、バスで約3時間半

オリンピック発祥の地「オリンピアの古代遺跡」

言わずと知れた古代オリンピック発祥の地は、世界遺産にも指定されています。
遺跡群の中を散策すれば、古代オリンピアの息づかいを感じ取れるかもしれません。

●スポットの見どころ
オリンピアは元々ギリシャの神々を祭る聖地で、ギリシャ神話の最高神ゼウスとその妻ヘラが祭られていました。
ペロポネソス半島西部の小高い山と2本の川に囲まれた場所で、現在は緑豊かな田園風景が広がる中に、神殿や競技場の基礎や柱、台座の遺跡が残っています。

オリンピアの遺跡の中で特に有名なのは、現代のオリンピックで聖火の採火場となっているヘラ神殿でしょう。古代ギリシャ時代の衣装を着た女性が凹面鏡の前にひざまずいて種火をとる光景を、写真やニュース映像などで目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

古代オリンピックの競技場があるのは遺跡の西の端で、現在は競技場所へ続く通路と短距離のトラックが残るのみとなっており、2万人を収容できたという客席の跡を見ることはできません。

古代オリンピックは、ゼウスへ捧げる祭典として行われていました。
オリンピアのゼウスの神殿には、紀元前435年に古代ギリシャの有名彫刻家・ペイディアスが制作した巨大なゼウスの座像が祭られていたということです。
ゼウス像は、完成から800年もの間オリンピアの地に座していましたが、ローマ時代末期の394年にコンスタンティノープルに移されました。その後消息不明になり、世界の七不思議の一つとして、現在も語り継がれています。

●スポットの楽しみ方
7年もの歳月をかけてゼウスの神像を制作した彫刻家・ペイディアスの工房や、オリンピアでは珍しい円形の建造物・フィリペイオンなど、興味深い遺跡がいくつもあります。
歴史にそれほど興味がない人も、事前に予備知識を得ておいたほうが、より楽しめるでしょう。

ゼウス像にまつわる謎や、この地で開催された古代オリンピック、古代ギリシャの繁栄に思いを馳せながら、オリンピアのロマンを感じ取ってみてください。
オリンピア遺跡の出土品は、町の中にある考古学博物館に収められているので、こちらも併せて見学するのがおすすめです。

●住所
ペロポネソス半島西部オリンピア

●アクセス
アテネからバスで約4~5時間半

天空に限りなく近い場所「メテオラ」

メテオラでは、複合世界遺産に指定されている巨岩群と修道院を見ることができます。
唯一無二の壮大な景観は必見です。

●スポットの見どころ
ギリシャ北西部ピンドス山脈麓の高原には、塔のような巨岩がそびえ、岩に生えるように修道院が建てられています。この巨岩群のある地域は「メテオラ」と呼ばれていて、ギリシャ語の「メテオロス」(中空に浮かぶ)がその名の由来です。

「天空の修道院」の歴史は、9世紀ごろ、修行の場として厳しい環境を求めた修道士が、険しい岩場の裂け目や隙間に住み着いたことが始まりでした。やがて修道士のコミュニティができあがり、いくつもの修道院が巨岩の上に建てられました。
クレーンもヘリコプターも飛行機もない時代に一体どのようにして建築したのか、詳細はわかっていません。

メテオラの巨岩群には、最も多いときで24の修道院が存在していました。現在も活動しているのは、「メガロ・メテオロン修道院」「ヴァルラアム修道院」「ルサヌー修道院」「アギオス・ニコラオス・アナパフサス修道院」「アギア・トリアダ修道院」「アギオス・ステファノス修道院」の6つのみ。いずれも内部の拝観が可能です。

標高約616メートル(613メートルとする説もある)の高さに建つメガロ・メテオロン修道院は、「メタモルフォシス」という別名を持つ、メテオラで最大かつ最古の修道院です。食堂が博物館として公開されています。アギオス・ステファノス修道院では、貴重な美術品やイコン(聖像)、写本などを鑑賞できます。断崖絶壁の上に建っていて、絵葉書などにその景観がよく使われるアギア・トリアダ修道院も見逃せません。

その他の修道院も見どころが満載です。外から見るのもよし、中を見学するのもよし、眼下に広がる見事な風景とともに、6つの修道院を回ってみてください。

●スポットの楽しみ方
メテオラの観光拠点になるのは、近くにあるカランバカの町です。カランバカから出ているバスかタクシーで、メガロ・メテオロン修道院まで上がることができるので、徒歩で下りながら各修道院を巡りましょう。
修道院という場所柄ですので、露出度の高い服はNGです。女性はズボンだと中に入れません。ロングスカートを履くか、大判のストールをスカートのように巻き付けてもOK。修道院で入館用のスカートを無料貸し出ししていますが、数に限りがあるので、なるべく自分で用意したほうが良いでしょう。
また、修道院内での写真撮影とビデオ撮影は禁止されています。

近年は観光地化を嫌い、メテオラを去る修道士や尼僧も増えてきているといいます。観光客のために本来のメテオラの姿がなくなってしまうのは、残念なことです。訪れる際は、神聖な場所ということを忘れず、修道士らの信仰に敬意を払って見学してください。

●住所
ピンドス山脈テッサリア平原

●アクセス
アテネから鉄道で約4時間半、バスで約4時間

“輝く”古代ギリシャの聖地「デロス島」

島がまるごと世界遺産になった、神話の舞台・デロス島。
遺跡のいたるところに、かつての繁栄と豊かな文化の足跡が残ります。

●スポットの見どころ
エーゲ海の人気観光地ミコノス島から出ている船でしか向かうことができず、島全体が遺跡となった神秘的な無人島、それがデロス島です。
デロスは「光り輝く」という意味のギリシャ語で、ゼウスの愛人である女神レトが、太陽神アポロンと月の女神アルテミスの双子の兄妹をこの島で出産した神話から名付けられました。

神話の舞台となった聖域に人が住み始めたのは、紀元前2000年ごろといわれています。紀元前1000年ごろからエーゲ海の中心的な貿易都市として栄えるようになりましたが、その長い歴史は、紀元前100年ごろに起こった戦争による虐殺と略奪で幕を閉じました。
ところが1873年にフランスの考古学者会の調査で遺跡群が発掘されたことから、デロス島の繁栄と信仰の跡が、再び日の目を見ることになったのです。
神殿や当時の住居などは原形をとどめておらず、建物の基礎や柱、壁の一部が残るのみです。それでも遺跡の規模や、住居の床に残る美しいモザイク、古代劇場、貯水施設の跡などから、当時の繁栄ぶりが垣間見えます。

デロス島の遺跡の中でも有名なのは、並んだ5体のライオン像ではないでしょうか。ナクソス人がギリシャ神話の中に登場するライオンをかたどって聖域に奉じたもので、元々は9体(あるいはそれ以上)あったとされています。現在遺跡の中にあるのはレプリカで、本物は遺跡の中心部にある博物館に展示されています。

デロス島では、ギリシャの神々に加え、エジプトやシリアの神々を祭る神殿も発見されています。経済的に豊かなだけでなく、宗教的な寛容さがあり、文化的にも国際色豊かな都市であったことがうかがえます。

●スポットの楽しみ方
観光客が訪れるようになった現在でも、デロス島には宿泊施設や買い物施設がありません。エーゲ海の日差しを受けながら島内を見学するには、水分補給用の飲み物が必須です。必ずミコノス島で購入してから出発しましょう。荒れ地や草むらでも歩きやすい靴を履き、虫除けスプレーや帽子を持参してください。

本物のライオン像が収められている博物館では、ほかにも彫刻や美術品などの島内の出土品を見ることができます。デロス島の住人たちが繁栄の中で何を残していったのか、実際にその目で確かめてください。

また、春のデロス島を訪れると、遺跡の中に色とりどりの野花を見つけるでしょう。遺跡の中で素朴に咲き誇る花の姿は、デロス島の長い歴史とともに、しみじみとした感動を与えてくれます。

●住所
エーゲ海のキクラデス諸島内

●アクセス
ミコノス島から船で約30分

駆け足での観光はもったいない!滞在時間をたっぷり確保しよう

ギリシャの見どころは、ギリシャ本土の各地やエーゲ海、イオニア海の島々など、あちこちに散らばっています。アクセスの良くないところも多いため、それぞれのエリアを十分堪能するには、ある程度まとまった時間を確保することをおすすめします。一つの拠点に数日滞在して、周辺の観光地をじっくり楽しむのが良いでしょう。
長期の休みを取れる人は、次の連休でぜひギリシャ旅行を検討してみてください。