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秋の不調は花粉症が原因かも?春だけじゃない、秋花粉の症状と対策

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花粉症といえば、真っ先に思い浮かぶのは春のスギやヒノキの花粉。春は花粉症の症状が現れる人が多く、花粉症対策の広告をよく見かけます。しかし、実は花粉症のシーズンは、春と秋の年2回訪れるのです。
花粉症の原因は、風に乗って飛散する植物の花粉です。秋は受粉シーズンのため飛散する花粉の量が多く、秋花粉のアレルギーを持っている人にとっては、つらい時期でしょう。
では、秋の花粉症にはどのように対処すれば良いのでしょうか。
今回は、春と秋の花粉の違いや秋花粉の予防と対策の方法についてご紹介します。

【目次】
1. 春と秋の花粉の違いとは?
2. アレルゲンになる秋花粉の種類
3. 秋花粉の症状
4. 秋花粉の対策と予防法
5. アレルギー症状が出たら自己判断せず病院へ

春と秋の花粉の違いとは?

花粉症は、植物の花粉に対するアレルギー反応で症状が起こります。同じ花粉症でもアレルゲン(アレルギーの原因物質)となる植物は人それぞれです。植物によって花粉の性質に特徴があるため、症状の出る時期や症状の現れ方にも違いがあります。

●春の花粉
春の花粉症の原因となる植物が花粉を飛ばすのは、2月~5月頃です。中でも2月~3月に花粉症の症状が現れる人が多く、薬局やドラッグストアでは店頭に数多くの花粉症対策グッズが並びます。
この時期のアレルゲンとして有名なのは、スギ花粉です。スギは花粉の粒子が大きく、鼻粘膜に留まりやすいのが特徴です。そのため、春の花粉症では、鼻水やくしゃみといった鼻の症状を訴える人が目立ちます。
ほかにもスギと同じ木本(もくほん)植物であるヒノキの花粉も、春の花粉症の代表的なアレルゲンです。

●秋の花粉
花粉の飛散が比較的少ない6月~7月を過ぎると、8月頃からブタクサ、ヨモギといった草本(そうほん)植物が開花し受粉時期を迎えます。植物が次々と花粉を飛散させ、10月頃まで秋の花粉症シーズンが到来します。
9月頃までは、ブタクサやヨモギの花粉が飛散します。ブタクサは花粉の粒子が小さいため、気管にまで入り込み、喘息のような症状を起こすことがあります。
9月~10月の関東ではカナムグラの花粉も飛散量を増やします。また、5月から夏をまたいで10月頃まで花粉を飛ばすイネ科の植物も、秋の花粉症の代表的なアレルゲンです。

アレルゲンになる秋花粉の種類

秋の花粉症を引き起こす主な植物を見ていきましょう。自分のアレルギーの原因がどんな植物なのかを知れば、ピークの時期に備えて早めに対策をとることも可能です。

●ブタクサ(キク科)
北海道以外の全国の地域に広く分布しており、道路脇や公園、河川敷などに生育しています。特に関東で飛散量が多く、ピークは9月です。ブタクサの粒子は小さく、気管にまで入りやすいため気管支喘息を引き起こす危険性があり、日本人の約15% がブタクサのアレルギーを持っているといわれます。

●ヨモギ(キク科)
平地や高山でも育つことができる繁殖力の強い植物で、砂漠でも生育します。日本にも全国に広く分布していて、道路脇や公園、河川敷などに生えているのを見つけられます。ブタクサと同じく、秋の花粉症の代表的なアレルゲンです。

●カナムグラ(クワ科)
野原、荒れ地、道端、堤防などに生育し、全国に広く分布しています。ブタクサやヨモギに比べて、アレルゲンとしての威力は強くありませんが、東北と関東で飛散量が多く、特に関東では8月~10月まで飛散量の多い時期が続きます。

●イネ科植物
イネ、カモガヤ、ハルガヤ、ギョウギシバ、アシ、ススキなど、アレルゲンとなるイネ科の植物には多くの種類があります。春から秋にかけて花粉が飛散しますが、特にイネ、アシ、ススキは8月以降に飛散量が増えます。

秋花粉の症状

秋の花粉症はあまり知られていないため、風邪や鼻炎、原因不明の体調不良と思われがちです。また、花粉症から引き起こされる別のアレルギーにも注意が必要です。

●秋花粉の主な症状
症状のほとんどは、春花粉と共通します。鼻水、鼻づまりが起き、くしゃみも出ます。微熱も出るので風邪の症状と勘違いしやすいですが、花粉症の鼻水は透明でサラッとしているのが特徴です。
風邪と異なる点としては、目のかゆみがあります。目のかゆみは花粉症の大きな特徴で、目の周りを擦りすぎて、肌が荒れてしまうのも花粉症患者の悩みの一つです。

花粉症の人でも必ずすべての症状が出るとは限りませんが、1週間以上症状が長引くようなら、花粉症の可能性があります。秋花粉のブタクサは、気管に入り込むと気管支喘息を起こすこともあるため、花粉症の疑いがあるなら早めに病院でアレルギーの有無を確認し、原因を特定しましょう。

●口腔アレルギー症候群
口腔アレルギー症候群は、食べ物を食べたときに口の中や喉にしびれ、かゆみ、むくみなどが起きる食物アレルギーです。特定の食べ物が原因でアレルギーを起こす場合もありますが、花粉症患者にもよく見られる症状です。ブタクサ花粉症はメロンやキュウリ、ヨモギ花粉症はニンジンやセロリ、イネ科花粉症はトマトやオレンジに注意が必要です。

●症状の悪化につながる習慣
睡眠不足やストレスは、自律神経のバランスを乱します。自律神経が乱れると、アレルゲンである花粉に対して反応が過敏になり、症状が悪化したり、少量の花粉にも反応が現れたりするようになります。
また、飲酒も症状の悪化につながります。アルコールは肝臓で分解され「アセトアルデヒド」という物質になりますが、このアセトアルデヒドが、花粉症のアレルギー反応を引き起こす「ヒスタミン」を増加させます。さらに、アルコールは血管を拡張させる作用があるため、鼻の粘膜のむくみをもたらし、鼻づまりを悪化させます。

秋花粉の対策と予防法

花粉症は、対策次第で症状を軽くできます。花粉を吸わないこと、家の中まで持ち込まないことを意識して対策を立てましょう。

●外出時
<マスクを着用する>
花粉症対策は、吸い込む花粉の量を減らすことが大切です。鼻水、鼻づまり、鼻のムズムズ感の緩和にも、マスクが効果を発揮します。花粉やハウスダストの粒子の大きさに合わせた専用のマスクも販売されているため、用途に合わせて活用しましょう。

<アレルゲンを避ける>
春はスギやヒノキといった背の高い木本の花粉が、数十~数百キロメートルも飛散します。
一方、秋の花粉症は背の低い草木植物が主な原因で、花粉の飛散距離はせいぜい数百メートル程度です。アレルゲンとなる植物さえ特定できていれば、近づかないように気をつけることで症状の悪化を防げます。

<服装の素材を選ぶ>
ウールなどは花粉が付きやすいため、外出時に着用するのは避けましょう。特に、上着はレーヨンやシルクなどの滑りやすい素材で、静電気の起こりにくい服を選ぶのがベストです。さらに帽子を被って出掛けると、髪に花粉が付着するのを防ぐことができます。

●帰宅時
<服を払う>
服についた花粉を家の中に持ち込んでしまうと、家の中でも症状に苦しみ続けることになります。服についた花粉を払い落とし、家の中に侵入するアレルゲンを減らしましょう。
しかし、服に付いた花粉を払っても完全に除去するのは困難です。そのため、帰宅後は部屋着などに着替えて過ごしましょう。

<うがいをする>
うがいをして、喉に入り込んだ花粉を洗い流しましょう。特に、ブタクサが飛散する季節は、気管に侵入することを防ぐためにも重要です。

<顔を洗う>
目のかゆみや鼻水、鼻づまりといった症状が集中するので、帰宅したら必ず手洗い、うがいと一緒に顔も洗いましょう。顔についた花粉を放っておくと、かゆみに耐えられず目や鼻を擦ってしまいます。肌にもかゆみが発生し、ひどい肌荒れにつながるかもしれません。顔に付着した花粉を洗い流すだけでも、症状が楽になるはずです。

アレルギー症状が出たら自己判断せず病院へ

秋の花粉症はアレルゲンと考えられる植物がたくさんあります。さらに夏から秋は、空気中のカビやダニの死骸など、別のアレルゲンも多い時期。花粉症なのか、別の原因が引き起こしたアレルギーなのか、アレルゲンの特定が春よりも難しくなります。
アレルギー反応らしい症状が現れたら自己判断せず、早めに病院で検査、診断を受けてアレルギーの原因を特定しましょう。